4389BNNOZE/電波趣味

デムパじゃなくて電波な趣味の備忘録。おおさかK89/JP3OZE

上げるべきか上げざるべきか

 2回続けてよく似たタイトルなのはわざとです。

 以前のエントリーでご紹介したとおり、我が家は無線局はおろか受信のためのアンテナでさえ設置には困難なロケーションである。とはいえ少し聞くためだけでもいいからアンテナを外に設置したいのはもちろんなのでどうやればいいかと考えていた。そして屋根の上に設置されてはいるが全く使っていない地上波テレビ用アンテナを撤去してその屋根馬を流用し受信用にホイップでも設置できないかと思い、まず屋根の上に登って状態を確認してみた。

 すると…何たることか!ステー線は錆びしかもユルユル。どうしてこれで台風など強風を乗り切れたのかと思う有様であった。むろんそんな具合だからマストも錆に覆われアンテナを外すことさえ一苦労。結局はマストごと撤去の憂き目に。

 ということで屋根の上にアンテナを建てるなら屋根馬からマストやステーなど全部用意しないといけなくなった。正直めんどくさい。それに頑張ってアンテナ上げたとして大した効果もなければ苦労も水の泡だし…いったいどうしたものか。

戻るべきか否か、それは問題か否か。

 取り直したアマチュア無線の局免に記載したのは休止中も受信機代わりに持っていたVX-7のみ。かつて使っていたFT-690もどこかにしまってあるはずだが、少なくとも新スプリアス基準施行までは使えるはずなので今後どうするか考えたい。それはさておき、休止している間に登場していた様々なデジタル技術には非常に興味があるのでトライしてみたいとは思うのだがどれがどうなのか、調べれば調べるほど毀誉褒貶が激しくてどうしたものか…。とりあえず何かひとつ手を付けてみよう、ハンディの1台でも買ってみようかなどと思っていた。

 ということでまずはと昼休みに職場の近くにVX-7を持ち出して144MHz・430MHz帯をワッチしてみたのだが、聞こえてくるのは合法なのか違法なのかわからない、コールも言わずダラダラしゃべっているトラッカーばかり。甚だしきは昔の違法CBのようなエコー利かせたマイクでしゃべるだみ声とか。そんな連中はバンドプランもどこ吹く風。

 正直幻滅した。なんだこれ、と思った。おかげでアマチュア復帰にアタマの中で待ったがかかってしまった。

 いやそんなことない、D-STARなりwires-xなり楽しめるものはあるのだから!とか平日はさておき休日は違うから!であってほしいというのは希望的観測に過ぎないのだろうか。

3と6

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 デジタル簡易無線はフリーライセンスラジオとしての運用と同時に、本来の(?)レジャーの用途にも使うため最初から2台買うつもりだった。そこで最初の1台は特に悩むことなくIC-DPR6にしたのだが、もう1台をどうするかについては予算のことやまた興味もあって同じではなくDPR3にした。んで実際のとこ、なぜか5w機であるDPR6よりもDPR3のほうがなんとなく気に入っている。スキャン機能があったり0.5w/0.2w運用が出来るのも魅力だし、何よりヘッドフォン/マイク端子がDPR6のような特殊形状でないのがいい。

 しかしデジタル簡易無線でいえば、このアイコムのみならず各社ともにレジャー用とは言いつつもアマチュア機風でもなく特小風でもなく、どちらかというとそれぞれ自社の業務用無線機に近いラインの武骨なデザインのものばかりなのは何故なんだろう。モノによっちゃあそんな業務機の筐体や主要パーツそのまま流用だったりとか、いまひとつ「どう扱おうか様子見している」ようにも見えてくる。

 そういえばDPR3は調べてみると同社のD-STARハンディ機とバッテリーが同じなのね。

CQ Ham Radioを買う

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 電波趣味への興味が戻ってくるタイミングで本屋で見かけ、そのスリム化()と価格の上昇に時代を感じながらも買ってみたら、紙面の構成や内容・果ては広告に至るまで昔と変わっておらずまるでタイムカプセルを見ているような気分になった、というのが第一印象。その後ゆっくりと読み進むとやはり時代にあわせいろいろ変わってきている…というか様々な聞いたことのないテクノロジーやフィーチャーが見られて興味深く今月も買ってしまった。

 幸いにもというか初心者に優しい特集が続いていたので、今浦島野郎がざっと俯瞰的にこの世界の「現在」を眺めるにはぴったりであった。大して役に立たないポータルサイトや狭い分野に深すぎて全体を見るには相応でない個人サイトよりもやはり老舗雑誌であったということか。昔と変わらぬタイトルの赤いオビはある意味「安心のサイン」であるのかも知れないなあと思ったりもする。

 それにしても全体的に活字が大きくなっているなぁ。これもやはりアレ対策か…。

バッド・ロケーション

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 Windows10に付いてた"3D Builder"でさくっと我が家周辺の概念図を作ってみた。赤いのが我が家である。

 築60年になんなんとする木造平屋の我が家、ご覧のとおり見事なまでに2階建て以上の住宅に囲まれており、唯一北~北北西にのみ「開けて」いる。こんな有様だから自宅からのQRVはおろか受信用のアンテナさえ満足に設置できない。ということでいきおい移動運用主体にならざるを得ないのだ。

アンテナがモノを言う

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 今期の道の駅スタンプラリーを始めてから車で出かけることが多くなった。そんな中今日もその一環に無線機を連れ出した。

 アンテナは昨日届いたダイヤモンドSRH350DH。1/2λの長さが頼もしい。これまで何回かの運用でも送信出力よりアンテナをなんとかしたいなあと思わされていたのでユーザーに定評あるこれを買ったのだが、早速効果を発揮。今回はずっとDPR3/1w運用だったが不足に思うことはなかった。

 ただこれだけ細長くてふにょんふにょんだと誤って曲げてしまわぬよう取り扱いには注意せねば。

 

【LOG】※敬称略

20161120 1316 ヒョウゴTF246/猪名川町大野山 M5 ←道の駅吉野路大塔 DCR24ch秘話

20161120 1408 てんりMH784/天理市 M5 ←五條市吉野川畔 DCR17ch秘話

20161120 1451 ミエVB109/青山高原 M5 ←御所市高天 DCR16ch秘話

20161120 1619 オオサカBY39/生駒山上 M5 ←道の駅ふたかみパーク當麻 DCR13ch秘話

 

 あと御所市高天から特小奈良町レピーター(L17-09)にアクセスが可能であった(交信は不成立)。距離はだいたい30km程であろうか。

にっぽんばしへ

 久しぶりに工作材料を買うため日本橋に行ってきた。難波から歩いて南下したのだが、なんともよくわからない雰囲気がそこにあった。かつての「勢い」みたいなものは既に無いのだが、賑わっているのか廃れているのかどっちともつかない感じがする。人通りはそれなりにあり盛業中の店もあるにはあるのだが、それらはジャンルもバラバラかつ地域も集中せずで、いわゆる「日本橋という地域」を面として構成するにはあまりにも粗い点しかないような気がするのだ。

 しかし建物がそのままで中身の入れ替わっている店の多いこと。これが「違和感」を醸し出しているのかも知れない。上新・ニノミヤ・ソフマップなど、かつて隆盛を極めた多くの「抜け殻」が今でもあちこちにあり、別の店舗によって使われたり使われなかったり。そういえば新築された建物って少ないような。そんな中でも旧来の姿を一番とどめているように思えるのが無線関係のお店だというのはなんともアレなものがある。

 そして買い物をしたのがおなじみのこちら。店構えも中身も変わっていないのがホッとする。

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