4389BNNOZE/電波趣味

デムパじゃなくて電波な趣味の備忘録。おおさかK89/JP3OZE

ホイップアンテナケースを作る

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【完成写真】

 SRH350DHを持ち運ぶ際、いくら柔軟性のあるヘリカルホイップとはいえ限度を超えて折損してしまうのが懸念されたので簡単なケースを作ってみた。

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 材料は上記の通り。本体となる紙筒(組み立てパイプラック用)を100均で買った以外は手持ちの端材からスチロール板とクラフト紙。あとは接着剤ぐらいなので材料費は108円也。

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 SRH350DHに合わせたサイズに紙筒を切り出し、その他に上写真のようなパーツを作成。

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 スチロール板にクラフト紙を貼った「底」になる部品を本体と短く切った「ふた」になる部品に接着。スリットを入れた紙筒部品はこのようにふたを固定するために使うもの。

 出来上がりが殺風景だったので最初の写真のようにマスキングテープで少々デコレーションして完成。工作と言えるほどではないが、とりあえず安心して持ち運ぶことはできるかな、と。

マリタイム・モービル

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 正月のお休みは近年恒例にしている小旅行。今回はDCRを持参してフェリーの船上から移動運用を試みた。いわゆる「マリタイム・モービル」である。過去のCB/アマチュア無線運用でもやったことがなかったのでちょっぴり新鮮な感動があったが、デッキに立って身ひとつでハンディ機持ちながら運用するには工夫をいろいろ考えないといけないなあと改めて思った。

【LOG】石崎汽船「翔洋丸」(広島~呉~松山)船上運用 ※敬称略

 20170102 0841 ひろしまHK227/安芸郡熊野町 M5 DCR16ch秘話

 20170102 0951 ひろしまBW48/廿日市市 M5 DCR16ch秘話

 20170102 1018 かまがりAA793/呉市灰ヶ峰 M5 DCR16ch秘話

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 フェリーに乗船していた区間は他にもあるのだが、1時間程度の乗船時間では運用している時間としては慌ただしくて上記の区間のみの運用となったが、小豆島の大部港で日生行きのフェリーを待つ時間にCQを出してみたところ、兵庫県猪名川町大野山移動のいながわHK630局からお声がけを頂いた。出力1wのまま距離にして100km超の交信は初めてだったのでコンディショニング次第で可能性が広がるDCR運用の面白さを実感した。

【LOG】香川県淡路島・大部港移動運用 ※敬称略

 20170103 1239 いながわHK630/猪名川町大野山 M5 DCR16ch秘話

慣らしと移動運用

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 先頃乗り換えた新車の慣らし、そして手頃な価格で入手したマグネット基台の実地テストも兼ねたお手軽な移動運用を試みる。アンテナはSRH350DHだが、基部から水平に伸びているのは真鍮線で作ったラジアルっぽいもの。1本なのでやや伸長方向に指向性が出るということで開けている海側に向けてみた。その効果は…比較実験をしたわけではないのでわからない。過日のSWR計測の時にもう完成していたのだが、350DHが単体で良SWRだったのですっかり測ってみるのを忘れていた。

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 雑然たる後部座席の惨状…。

 

【LOG】※敬称略

20161225 1302 スイタIN046/東六甲展望台 M5 ←和歌山市大川 DCR14ch秘話

(QSO時点では大阪府岬町だと思っていたが後で確認したところ上記だった。誤認失礼しました>スイタIN046さん)

 

外部スピーカーで快適に

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 無線趣味を復活してからいろいろと部屋のあちこちに残されていた休止前に使っていた物品を掘り起こしているが、これもその一つ。

 今や過去のものとなってしまったアイワのスピーカー・SX-T5。元を正せば同社FM/AMステレオ対応ホームラジオ・FR-ST5のオプションとして売られていたもの。単体ではスピーカー1つしか装備しておらずこれを接続することでステレオになるという仕組み。とはいえ件のラジオ部分を過去に持っていたわけではない。このオプションスピーカーがラジオや通信機などの外部スピーカーとしてごく狭い仲間内で人気を呼び、1つ入手していたのを捨てずにしまってあったのだ。

 集成材と思しきキャビネットは化粧印刷され、前面には布製ネットが。全体的にかっちりした造りが特徴。中は特に何もなく無銘のユニットが1個付いているだけだがこれがなかなかいける。この写真のように小さな受信機でも非常に聞きやすい音を出してくれるのが素晴らしい。

SWRを測る

 無線をやるにあたり基本的な計測器のひとつ…と自分では思っているSWR計を買った。とりあえずはV・UHF帯とデジタル簡易無線に対応してればいいやということでダイヤモンドのSX-400である。自宅で無線を運用するとなればインターフェアの根絶のためSWRを下げるのは必須。それ以外にもリグのパワーがちゃんと出ているかとか1台あって損のないものであることは言うまでもない。とはいえ電源が要らない(メーター照明のため供給はできる)ことをすっかり忘れていたりするのだが。
 とりあえずせっかくなのでデジタル簡易無線機とアンテナのSWRを測ってみた。測定最小電力が4wなのでIC-DPR6に今うちにある3本のホイップアンテナをマグネット基台に付けて、SX-400を挟み込んで測定した結果が以下の通り。

・IC-DPR6付属アンテナ(FA-S06U)…3.3
アイコムFA-S05U(ショートアンテナ。IC-DPR5付属)…1.5
・ダイヤモンドSRH350DH…1.05

 この見事な傾向!無論SWRが「ひとつの指標」に過ぎないことは承知でも付属アンテナのヒドさと350DHの優秀さ、そしてFA-S05Uの好成績。ここまではっきり見えてくるとは思わなかった。こういうところも面白さのひとつかもね。

【余談】SWRは測れないまでも、進行波がどれぐらい出ているかDPR6(5w/1w)とDPR3(1w/0.5w/0.2w)の全パターンで測定した結果、やはり上記の3本での結果どおりであった。DPR3/0.2wの場合付属アンテナ(DPR6と同じ)だともう針が触れるか触れないかまで低下してて…。

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ものは試し

 アマチュア無線を休止している間にほとんどの機材を手放してしまったのにそれが全部に及ばなかったのはやはり完全に縁を切ってしまうのは忍びない部分があったのだろう。それになぜ50MHz用HB9CVが含まれるのかは謎だったりするのだが。それと多分汎用性があるだろうということで移動運用などに使う伸縮ポール(4.5m)が残されていた。

 ということでアンテナを設置するかどうかの試金石としてこのポールの先にモービルホイップ(ダイヤモンドNR950M)を取り付けて庭の片隅に仮設してみた。全くもって役に立ちそうにない、隣家の壁に囲まれ庭の立ち木に紛れた低いアンテナだったが…これでも意外にいろいろと聞こえてくる。エアバンドの受けもよくなり、聞こえるまではならなくとも伊丹や関空のATISでスケルチがオープンしたりと、期待を持たせるのに充分な成績である。

 これならもうちょっとちゃんと立ててやっても良さそうだなということで、ぼちぼち設置計画をごにょごにょしている。テレビ用屋根馬を再建しNR950Mそのままというお手軽コースになりそうなのだが。

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上げるべきか上げざるべきか

 2回続けてよく似たタイトルなのはわざとです。

 以前のエントリーでご紹介したとおり、我が家は無線局はおろか受信のためのアンテナでさえ設置には困難なロケーションである。とはいえ少し聞くためだけでもいいからアンテナを外に設置したいのはもちろんなのでどうやればいいかと考えていた。そして屋根の上に設置されてはいるが全く使っていない地上波テレビ用アンテナを撤去してその屋根馬を流用し受信用にホイップでも設置できないかと思い、まず屋根の上に登って状態を確認してみた。

 すると…何たることか!ステー線は錆びしかもユルユル。どうしてこれで台風など強風を乗り切れたのかと思う有様であった。むろんそんな具合だからマストも錆に覆われアンテナを外すことさえ一苦労。結局はマストごと撤去の憂き目に。

 ということで屋根の上にアンテナを建てるなら屋根馬からマストやステーなど全部用意しないといけなくなった。正直めんどくさい。それに頑張ってアンテナ上げたとして大した効果もなければ苦労も水の泡だし…いったいどうしたものか。