4389BNNOZE/電波趣味

デムパじゃなくて電波な趣味の備忘録。おおさかK89/JP3OZE

ハンディ機の持ち運びアイデア+ひとくふう

E-Value ツールキャリーバッグS(藤原産業)

 アマチュア無線やフリーライセンスで移動運用をするとき、無線機がいわゆるハンディ機であるものを複数台携行するとなると、付属機器(アンテナやマイクなど)も含め「小物」をたくさん持ち歩くことになり荷物整理に苦労する面があると思います。

 わたしはクルマで移動運用する場合、このようなキャリーバッグを使います。元々は名前の通り工具を携行するためのバッグですがその用途のため芯の入ったしっかりしたバッグで持ち手も頑丈、広く上面が開いているので荷物をポイポイと放り込んでクルマに持ち込むのにぴったりです。ネット上を参照するまでもなく、同じようにこういったツールバッグを使っておられるご同輩は少なくないようです。

 ただそれでもこのバッグの中で無線機をゴロゴロさせるのはちょっと…と思っていたところ、良さげなものを見つけたのでアイデアを共有しようと思います。

セリア「レザー風マルチスタンド」

 100円ショップ「セリア」で販売されている「レザー風マルチスタンド」、これにハンディ機を入れてみたところ2台並べて入るサイズだったので、手持ちのビニール板にフェルト(どちらも100均に工作材料として売っている)を貼り付けたものを仕切り板として作成、キャリーバッグ内のインナーボックスとして利用しています。これでバッグ内で転がることもなく取り出しやすくもなる、というアイデアです。

製作した「仕切り」

これは等分に分割するサイズだけどリグに合わせて比率変えても良いですね

DJ-PV1DとDJ-S42を入れてみた図

 なおこの「仕切り箱」、ウチのキャリーバッグにはぴったり6個が入ります。都合12機のハンディを整理して持ち歩けますね!

(そこまでは不要なので4個しか作ってませんが…)

ぴったり6個入ります(写真は4個入れた状態)

 

もはや恒例となった「思い出したので現状報告」

 …ということで2024年2月の無線趣味現状報告です。思いついたことをアウトプットする場所としてTwitterを使っていると、まとまった文章などを書くのが億劫になってしまい結局「つぶやき」だけになってしまうんですよね。じっくりレポート的なことをしようと思ってもTwitterでできる範囲の短文+写真でおしまいになってしまい結局それっきり、「残骸」だけが積み上がるという始末。本当はネット上にある諸賢の知識を活用させてもらっている以上自分からもアウトプットをという気持ちはあるのですが。

 とりあえず無線趣味の現状報告だけは少なくとも書き記しておこうかなと思います。それにX化したTwitterの惨状はご存知の通りで今後いつどうなるかわかりませんからね。

アマチュア無線

 アクティビティは高いとは言えず、近場のイベントごとには出かけていく程度になってしまっている。

 自宅固定機はIC-7300Mで変わらず。しかしながらIC-705のほうが使用頻度高い。なにせ430までカバーしてるしD-STAR機だし後述のBCL/SWLでの使用もあるし。

 移動用は前述の705以外にハンディはID-52・VX-3・DJ-S42・IC-3N。ID-52は「全部乗せ」だけど、どちらかといえばできるだけ小パワーで運用するのが好きなのでDJ-S42(中古で購入)が結構なお気に入り。そしてアンテナは見た目に反して思いの外良く飛ぶ親指サイズのSRH805を使うことが多い。

 最近更にローパワーを極めるべく1992年発売のケンウッドTH-K48(最小出力30mW)をヤフオクで落札。デザイン含め当時の造りに興味津々。

 クルマに積載しているモービル機はID-4100。ただFTM-100Dを積んでいたときより受信周波数(100MHz台)に飛び込んでくる不要輻射に対してのシールドが弱い気がする。

フリーライセンス系

 こちらもたまーに移動運用する程度。デジ簡は業務使用が多く空きを探すのが一苦労だったけど増波でどれだけ環境が変わるか様子見な感じ。デジコミが今現在いちばん出やすい感じ(一般の利用が少ないせいもある)。

 デジタル簡易無線はDJ-DPS71KBとIC-DPR3。デジタル小電力コミュニティ無線はDJ-PV1D。特定小電力無線はDJ-P24/R200・IC-4300。

 なお唯一手元にあるCB機・ICB-770の整備をやってみたが、電源逆接で飛ばしてしまったオーディオ段のICと電解コンデンサを交換・接触不良のロータリースイッチ清掃まで試みたものの何故かパワーが出ずがっくり。これ以上は自分のスキルでは無理なのでどうしようか思案中。

BCL/SWL

 時折思いついてワッチをしたりするが、放送局よりはいわゆるユーティリティ分野、漁業や気象などを聞くことのほうが多いかも。受信機はIC-705に自作YouLoopを接続していることやメモリーに常用周波数を入れていることもあり一番良く使う。

 一時期ハマっていたTECSUNをはじめとする新興メーカーのラジオへの興味は沈静化したが複数台のラジオを転がしたまま。SDRにはあんまり興味湧かないなぁ。

 そして夜眠れない時の睡眠導入BGMは972kHzのKBS韓民族放送。

 いわゆる「アクションバンド」については「聞けるものを聞いている」的なスタンス。DJ-X100が手元にあったりIC-705をゴニョゴニョしてたりするけどね。

 

 おおよそこんな感じでしょうか。

 これからもこういった感じで使っていくと思いますので皆様よろしくおねがいします。

開き直って再起動

 こんにちは。

 えー、予想通り放置ブログになっていました。やっぱりね。

 Twitterなんかでサクッと思いつきを流せるとそれ頼みになってしまいますね。そうして140文字に収まらないものまでTwitterに無理やり押し込んでしまう。ということで文書収蔵庫としてもっと活用しようという何度目かわからない「再起動」です。

 これに至った理由はいくつかありますが、その中で大きめなこと。それは趣味活動において日々様々な先達が記してくれたネット上の情報に大きな助けを頂いていること。何かわからないことや興味が湧いたことなど、検索すれば多くの情報がディスプレイの前に居ながらにして得られる。本当に便利な時代です。でもそうしていると、「自分はありがたく頂いているだけでいいのか?ちゃんとフィードバックは世界に還元しないといけないんじゃないか?」という気持ちが拭えません。ある程度はTwitterで書いたりするけどそれとて「断片」をポツポツ吐き出しているようなものでもうちょっとまとめたいと思いながら放置のまま忘れるといったことばかり。確かにブログで記事を書くために考えをまとめたりするのがだんだん億劫になっているのはありますが、あまり気負いみたいなものを感じず「大きめの収蔵庫」ぐらいに思って使えばいいやんということで、何かを作ったり何かを試したりしたことの備忘を書いていこうかなと思っています。

 またフリーズしたら蹴飛ばしてください。ドツケば動く昭和の家電が如くロートルですので。

【過去ネタ】夢のリグがやってきた

FT-818ND

【2018/07/29文章作成】

 ICB-770でCBを始め、FT-690でアマチュア無線の世界に入ったので「ポータブル機」にはなんとなくいい思い入れがある。だから無線趣味に復帰してFT-817の存在を知ったときは「この小ささでHFから430まで!こんな夢のようなリグがあるのか!」と思ったものだ。そして今年、FT-818がキープコンセプトというかマイナーチェンジで登場し、最初は「このご時世にこれかよ」という感じで受け止めていたが、時が経つにつれ、また国内海外の「817でどう遊んでやろうか」というソフト・ハード両面の広がりを見るに「これはこれで・これだからアリなのかも」という気持ちに傾いてきていた。
 そして先日の関ハム、出展していたよく知る販売店で価格を聞いた途端気絶。気がついたらお持ち帰りしていた次第である…というのははっきり言って嘘で、最初からある基準金額以下の値段付けなら買ってしまおうと貯金をおろして持って行っていたらそれを上回る割引に即決!というのが実際のところ。かくして「夢のリグ」がやってきたという次第。しかしこのソフトケースに収納しキャリングベルトをつけた姿!まさにコレですよ!

 まだ触りはじめて間もないので細かいところまではわかっていないが、確かにこの小さな筐体に機能がぎっしり詰め込まれていて数少ないボタンやダイヤルを幾重にも駆使するところとか、決して多くないディスプレイの情報量で必要な情報をどう表すかなど今の基準で見れば「イケてない」ところも多々あるが、それでもプリミティブな機能は網羅し、817が広げた世界の様々な「資産」を引き継いでいけるところにその価値があるのかなぁなんて思っている。817の愛好者たちが「仕方ないなぁ、まだまだ自分たちが面倒見てやるぜ!」とかもうひと頑張りしてくれると楽しいだろうな。

しかし、「FT-817マニアになる本」の改訂新版って今年初頭に出たはずよね?もう半年待ってれば「FT817/818マニアになる本」として出せただろうになんとタイミングの悪い…。

やはり放置になってしまった…

 …というタイトルの如く、きちんと文章を書いてブログ記事にしたいと思いつつ断片をTwitterに放流してしまうとそれで満足してしまう悪い癖が出てしまったので当初の危惧通り放置になってしまった。すみません。

 ということでこの次のエントリーは下書きだけで終わってしまっていた記事の供養ということでお読みいただければと存じます。

ごぶさたしてました

 やはりというか趣味・興味のテンションの波にムラがあるもんで、思いついたことなんかをTwitterでポフポフと吐き出しているとなかなか1本のエントリーとしてまとめるのが億劫になってしまい放置状態になってしまっていた。ということでここしばらくの動きをまとめておこうと思う。

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・リグの入れ替え

 ハンディ機には同時にエアバンドや鉄道無線なんかの受信機能を持っててほしい!ということで、特に144MHzに出たい気持ちがないのにID-51plus2を購入。すると機能がかぶってしまうID-31を持て余してしまったので同じく買ったはいいもののこれまた所在なくしまい込まれていたIC-R6と共に売却。この2台の売却金額を元手にしてヤエスFTM-100Dを導入。この結果元からあったVX-7とあわせ3台の陣容となる。

・とはいえ…

 前のエントリーにあるように144/430MHzのGPを建てたもののアマチュア局としての運用は全然やってなかった。その間DCRはちょこちょこ持ち歩いていたがアクティブに運用…とは正直言えない状況で、1回の移動で数局交信できればいいかーってぐらいの感じでそれが現在も推移している。
 DCRは予想以上に様々な用途で使われておりまたよく飛ぶので、良いロケーションでは空きチャンネルを探すのが難しいのが難儀なトコだなあと感じている。特小は…相手探すの難しいデスネ。

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・ラジオ

 やはり住宅密集地で周りを囲まれた我が平屋住宅というのは電波趣味の環境として全然よろしくない、というか悲惨。そしてご多分に漏れず給湯器など雑音発生源だらけ。だから自宅でできることの限界値が低い分外に出たときにちょっとでも…というのが移動運用でありちょっとした時に聞くラジオである。
 SDRもいいのだけどやはり「不確実性も楽しむ」ならばラジオがいい。最近ポピュラーなワンチップDSP短波ラジオをいくつか買ったが中でも気に入っているのはTECSUN PL-365。コンパクトで携帯に便利だしどことなくCBトランシーバー然としたスタイルもいい。外付けのちょっと大きなバーアンテナがかの「ジャイロアンテナ」風なのも楽しい。テンキー直接入力はないけどSSBも(一応)聞けるしね。

・それでアンテナを…

 無線機の拡張機能で受信するのはエアバンドや鉄道無線など。なのでワイド受信を謳うコメットGP-1を兼用として建てたのだが、事前にモービルホイップを伸縮ポールに付けて実験したのと比べ思ったほど「劇的に」受信状態が良くなった感がなくどうしたものかと思案を重ね、結果かなり無理っぽくはあるのだが隣にもう1基屋根馬・ポールを建ててダイヤモンドD-130(ディスコーン)を設置した。ポールの長さが前者の倍ぐらいになったので独りで設置するのにひどく苦労したがそれだけの効果を祈ってさて受信…。

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 しかし!

 なんということでしょう!

 GPと比較して感度アップはごく僅か。とても良くなったと言えない結果に愕然。苦労が報われた感が全く感じられない。ということでアンテナに関してはもう一度方針を見直して総入れ替えも考えたい。
 でも暑いから秋になってからかな…というかちゃんと秋は来るのか?と考えてしまう猛暑のこの頃。

ハンズフリー装置を自作する

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 クルマでの快適かつ安全な運用のためにハンズフリー装置を作成した。

 作成にあたって考えたのは「使用しないときは見えない場所に格納しまた完全に取り外せること」と「PTTスイッチを運転に支障なく押せること」の2つ。わたしの車(ムーヴキャンバス)には小物入れを兼ねた格納式アームレストが運転席と助手席間にあるので、それを使用状態にすればちょうど腕を置いた先で自然にスイッチを押せそうだということでPTTの位置は決定。そしてマイクはヘッドレストを基点にフレキパイプで口の横に持っていくこととした。

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 設計を考えいろいろ調べていく中でマイクやPTTの結線がそうあっさりしたものではないことを知り、いかに簡単な工作ででっちあげるかと考えた結果がこのスピーカーマイク(ダイヤモンドMS800M)を分解して新しい箱に入れPTTを新設、マイクのエレメントだけ基板からみよーんと伸ばすという手法。何たる手抜き。

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 ということでこんな感じに。押している時だけ送信の場合は黄色(タッチの軽いジョイスティック用)、プッシュホールドしたい時にはロックのかかる赤を使うということで2個PTTスイッチを付けた。MS800Mの基板自体には手を加えていないので上面に移動したスピーカーは無論イヤホン端子も生きている。素材のMS800Mは汎用性が一番高いと思われるストレート2ピンミニプラグ形状のコネクタなので変換をかませばいろいろなリグで使える…筈。フレキパイプは写真撮影機材として売られていた先端にクリップがついているものを分解し、基部はホームセンターで売っているアングルを組み合わせ。マイクの先端はコンデンサマイクユニットに合わせた大きさのハウジングを3Dプリンターで出力した。フードのスポンジは汎用品をAmazonで購入。

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 運用時はこのようにリグをアームレストの小物入れに入れてPTTボックスを前方に出した状態でふたを閉めることによりアームレストの機能も損なっていない。

 これを先日の関西OAMで実使用してみたが特に問題もなく動作し変調もちゃんと乗っているとレポートいただいたのでとりあえず完成ということにしよう。

 あとは現在アンテナが簡易型マグネットベース+SRH350DHでDCR運用しかできずまた安定性も心もとないのでグレードアップを考えたい。